第2回
2023-10-21
エミシの文化を探るために、古墳時代にさかのぼります。コメつくりが始まり弥生時代となります。この地にもコメつくりが伝わりますが、冷涼な気候であったためか継続が困難でした。古墳時代になると人々が住み始め、角塚古墳が造営されるまでに人口が増えました。コメつくりの証は見つかっていませんが、出土する土器が米食用であることから、稲作を行っていたと考えられます。また土器とともに「皮なめし」に使用された石器も多量に出土します。古墳時代のこの地では、コメつくりとともに皮革生産も行われていたのです。