一覧へ戻るシリーズ6◆鹿合館跡の鉄製小札 鹿合(ししあわせ)館跡は、胆沢若柳字上鹿合地内に所在する城館跡です。平成元(1989)年には、主郭を中心とした発掘調査が行われ、掘立柱建物跡2棟、石敷跡が検出された他、中国産や国産陶磁器、鉄製小札が出土しました。小札(こざね)とは、甲冑を構成している小さな短冊状の板のことです。つまり、甲冑を所有していた武士がいたようです。城主については、柏山氏の家臣高橋盛富の居城と伝えられ、16世紀に存在していた城館と考えられます。※現在、進入禁止となっています。鉄製小札鹿合館跡遠景